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憧れ
憧れ

結婚すると思ってた するはずだった。 その二人がわかれて何年もたつ


 彼は自分が悪いと思い 彼女は自分のせいだと 二人ともお互いに近づく事を止めてしまった。



彼女はオレより何歳も年上だ…

 
 人事ながら「早く誰かと結婚して幸せになればいいのに」と思ってた…


「幸せって結婚だけじゃないと思うよ」と彼女はオレに言った。



 彼女は店を持っている…



 店を経営して客の為に癒しの場を提供できるそういう自分が幸せだと
 
 
 オレは彼女の店を手伝っている っていうか養ってもらっていると言ったほうが正確か…


 彼 クラウドが失踪してからは剣術を身につけて一応ボディーガードのような仕事もしている

世界を救った英雄からすれば見習い剣士レベルなんだが…

クラウドには恩があるから彼がいなくなった後はオレが頑張るつもりだ 

 

 そういう風にして店員として彼女をサポートしている。


 オレが働く店 セブンズヘブンの店長 ティファ


美人で優しく器量上手のこの町一番の人気者…


 オレが彼女に対して人事と思えなくなってきたのは最近の事だ


 彼女の横顔

 彼女の笑顔

 店の電話が「リーン」と鳴り 
 「はい セブンズヘブンです。」と店に響く彼女の美しい声…


自分みたいな幼い存在からすれば「分不相応な年上の美しい女性」



 これが恋だと気づくのに何ヶ月もかかった。


 そしてそれを打ち明けるのを迷うのにも同じく何ヶ月もかかった。


 
 オレは病気持ちだ、「星痕症候群」 ある特定の人がなってしまう病気…


 遺伝や心の持ち様によっても発症してしまうという研究結果が出ている。


症状は時々意識が飛びそうになったり…眩暈がしたり… 重度になると危険な病気だ…


 心配されたくないけどオレがおかしいのは傍目から見てもあきらかだった。


 これは相談するしかないと思い、仕事に差支えがあるから彼女に告げた…



「色々背負いすぎなのよ貴方は…そんな年で…」 

と彼女がセキをきったように自分の思いをオレに言っている。

 彼女の言っていることよりもオレのことを思って話してくれている


年上でオレより広い視野を持っていていつもオレの悩みを聞いてくれたり気の利いた言葉で癒してくれたり…

今もいたわりと優しさを湛えた綺麗な目でオレを見ている 彼女の目に釘付けになりそうになり、

 ふと視線をそらして下を向く 臆病なオレ…


 「あっ ゴメン また私ばっかり話しちゃって 私は100%思った事すぐ言うけど

  君は50%もはなしてないんじゃないの?」

 (たしかに よく喋るよな… )心の中で苦笑した



最後に彼女は「できる事があったら私を頼ってね」と上目遣いにオレに言った…



 彼女のその言葉がオレを突き動かした…もう憧れて見てるだけじゃいられない

 
 打ち明けられずにはいられない…この思い……
 
 


一緒に店を出て 別れ際に彼女の手を掴んでオレは大きな声で言った。

「じゃあ オレがいってない残りの50%の思い聴いてもらいましょうか…」


「ずっと好きでした」

彼女の目を見つめて…
  
腕を払おうと彼女がバタバタする


その彼女の行為を批判だと捉えたくないオレは「腕力なら負けないよ!」とふざけて見せた…


 それでもバタバタする彼女の手をオレは離した





 (痛かったかな?) 


 (嫌われたかな?)



「ダメ あたしなんか…」



彼女は耳を疑う言葉を口にした… あたしなんか? なんで どうして



 彼との間でなにかあったのか… 

 自分に対して厳しいからそういう風に思うのか…

 年下だから…?

客観的に見てオレと彼女 彼女の方がよっぽど魅力的なのに… あたしなんか  って ……
 


 「でもありがとう そう言ってくれて… 私また明日から仕事頑張れるから… 」



…ふられた…  俗にこういうのだろう 



 ホントに人を傷つけない「優しいふり方」だ… 貴方らしい… 余計に惚れた…



「オレは明日仕事いけるかどうかわかりませんよ…」



 オレはオレらしく後ろめたく、意気地ない振られ方だ…





 次にあう時に彼女の綺麗な目をまっすぐ見られるのかな  オレ…


  



 


ーENDー



PS・年下のデンゼルが年上のティファに惚れてしまう話 デンゼルの一人称
   
  
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