初対面
  
   タークスの4人がティファやユフィに招かれて

    食事をしてからずいぶんと日がたった
       
        

    レノが主任ツォンに話しかける


    次の休み あの店いきやせんか?


    「お前 好きだな…」




    「あいつらと飲むのなんか楽しんすよね」


    後ろから彼らのいる部屋にはいってきた女性がいた



    「おー 久しぶり!」




    ツォンが振り返ると懐かしい顔があった



    「シスネ 本社に戻ってたのか?」


     シスネという女性 何年か前にはタークスのメンバーだったが今は違う部署にいるようだ

    「主任 お久しぶりです。」


    そこにイリーナが入ってきた 


    「先輩  あれ この方は?」




    「昔タークスにいたシスネだ」



    「始めましてイリーナさん」





    「私どこかで聞いたことあります シスネ…」








    「そうだ! 歴代最年少タークスになったお方でしたよね!」




    「そうだ お前とは出来が違うって訳だ」


    「こらこらレノ イリーナを怒らせるな」




    「シスネさん 先輩なんですから イリーナさんなんて言わないで イリーナと呼んでください」



    「わかったわ イリーナ」





    「どうっすか主任 5人で行くってのは」



    「いいな レノ連絡しておいて、日にちを決めておいてくれ」



    「りょうかーい」




    セブンブヘブンに連絡を入れるレノ


    一方 セブンズヘブンでは


    ティファは店の仕事で忙しそうにしている

    デンゼルとマリンはホールで注文を聞いたり運んだりしている

    クラウドはひとり自分の部屋にいる
 

    電話の音がこだまする
      

    店の電話はティファが取るのだが

    今なっている電話はクラウドの「何でも屋」の電話だ   


    いまは広告などあまりだしてないので以来は減ってきている


    ガチャ 


    クラウドはなれないながらもセブンズヘブンの電話応答用の文章を言おうとする
    
   「お電話ありがとうございます


    当社はなんでも … 」



   「何でもなんなんだー?」




   「どちらさまですか?」





   「オレだと、と」


   「なんだお前か 用がないなら切るぞ」


    レノが慌てる



   「おいおいちょっと待てよ」             



      「またそっちの都合のいい日に飲み会してーなとおもってさー」




   「そういうことならティファの携帯にメールしといてくれ」


   「あいよ じゃあな!」





   店が終わって片付ける3人 最近はクラウドも手伝っている


 
   「ティファ レノから電話でまた飲み会したいんだと」



   「あらそう 私はいいわよ」


   「で ティファの携帯にメールしとけといっておいた」




   「わかったわ」

 
   「あっ! でもあいつティファの携帯のメアド知ってるのか?」


 
   「ええ 前に教えたわ」



 
   「そ そうか…」


 
   「クラウドー 焼きもち? 」マリンが上目遣いで駆け寄る

   
   「子供には関係の無い話だ」



   「何々なにがあるの?」デンゼルも走ってクラウドのところにやってきた


 
   「またタークスと一緒に飲み会するらしい」



   「あの人たち面白いからスキー」

   「私もー」



   「二人とも もう遅いわ 寝る時間よ」



   「はーい」いやいやながらベッドに向かう二人



   

   のこりの片付けもクラウドとティファでやっている




   「クラウドが手伝ってくれるようになって楽になったわ」

    
   「今まで手伝わなかったのがいけなかったんだ」



   「次はオレも飲むからな」

 

   「もちろんいいわよ 」



   「あ? また心配してる?」

   ルードとティファが仲良くあいていたので焼きもちをやいたことがあったのだ  


    図星である。
   
   
   
   「あ いや 飲みたい気分なんだ」


    焼きもちを焼かれる事は自分の事が好きである証拠 ティファはそれが嬉しいのだ


    クラウドに大切に思われているという事が…
   

        
   「そっか 今度は誰を呼ぼうかしら」    

     
     
   「みんな呼んだらどうだ」


  
   そこにティファの携帯にメールが来た



 
   「レノからだわ タークス5人でくるってさ もう一人誰かしら?」



   「さあ 誰かな…」


 
   「まあいいわ みんなにメールで連絡しみるね」
 
  

   結局 ユフィ シド ビンセントが来ることになったようだ






   当日買出しに行く ティファとクラウド




   「ものすごい量だな」クラウドは両手いっぱいに食材をもっている


   「まだまだこれからはお酒の買出しよ」




   「まだあるのか…」


   「いつもおんな大きい剣振り回してるんだから平気でしょ?」
 

   「いつもじゃない戦う時だけだ…」


   「持ってくれないの?」


   「いや 持つ」


   こうやって二人で町に行って買出しをしてクラウドに
   荷物を持たせてなんか尻に引かれてる夫といるお嫁さんみたいでティファは嬉しいのだ

     
   


   店にもどったティファとクラウドをデンゼルとマリンが迎える


   「すごい量だね クラウドー 手伝うよ」


   ビニール袋をしんどいながらも運ぶデンゼル

   「デンゼル無理しないでね」

   マリンの前でかっこ悪いところを見せるのがいやなデンゼルは


   「これ、ぐらい 平気さ」とキッチンへ持っていく


 
   ものは全てキッチンへもっていって食事の準備を始めるティファ



   「クラウド 荷物運びお疲れ様」


  
   ソファーに座るクラウド




   「もう一人来るタークスって誰だろうな、、」




   そう考えている間にユフィ ビンセント シドがやってきた



   「ちーす! みんなー!」



   「おう 今日はシエラも連れてきたぜ!」

  
   「…」無口なビンセント




   「ビンセント 飲み会の席にくるなんてお前らしくないな」クラウドがビンセントを見る



   「オレも飲みたいときはある…」




   
   「シエラさんお久しぶりです。」ティファが挨拶する




   「ティファさんでしたね お久しぶりです 私あまり飲めないんですがよろしくお願いします。」



 
   「おめえらも結婚しちまえよー」シドはタバコに火をつける




   「オレたちはまだ…」


   (私ならいつでもいいんだけどなー)ティファはクラウドに視線を向ける



   クラウドは俯いたまま

   話題を変える
 
   「タークス 5人来るらしい 一人しらない奴だ」


   「そうなのー 楽しみー!」はしゃぐユフィ




   ドアのノックがなる





   「待ってたよー!」

    ユフィの視線の先には5人のタークスが立っていた




   「今日は制服じゃないんだw」


   「ああ」ツォンがシスネを前に出させる


   「これが元タークスのシスネだ」



   「始めましてみなさん シスネです」



     
   「始めましてこの店のオーナーのティファです。」



   「変な男じゃないようだな 安心した…」クラウドが席に戻る



   「もうそんな事いって みんないい人じゃない…」ティファがフォローする。




   「さあ どうぞ みんな掛けてください」




    タークスが固まって座り一番端にルードがきたがクラウドはティファの横に座る


    (こんどはしゃべらせないぞ…)


  
    その様子を見ていた勘のいいユフィは笑ってしまった。



    「さあ乾杯!」



 
    みんなは用意された豪華な食事と酒を平らげていく

    
          
    不意にシスネがクラウドの横に来た


    「隣 いいかしら?」

   
    「あ ああ」クラウドは緊張気味である




    「貴方の話聞いた事あるの、兵士時代の貴方をね」





    「え? 誰にだ?」


    「ザックスよ」


 
    「知り合いか?」



    「ええ 彼を最後助けてあげられなかったのも私なの…」



    「一言 ごめんなさいを言いたくて…」


    急に表情が硬くなり 、俯くシスネ



    「いや いいんだ そんなことより彼の話を聞かせてくれ」



    クラウドは命の恩人ザックスの事がもっと知りたかった

    さっとシスネに近づき話を聞いている





    隣にいたクラウドが別の女の人のところに行ってしまってティファは面白くなかった


    (なによ 心配しといて女の人のところにいくなんて!)




    ティファは酒をどんどん飲み始めた


    それを見た シエラが


    「ちょっと ティファさん…」


    ユフィが

    「ちょっと ティファー まあまあ」




 
    周りが見えないクラウドはシスネの目に食いついている



    それを見たレノが

    「おい ルード 今ならいけるぜ!」

    ルードは静かに酒を飲み干し

     
    「いいんだ 失った恋なんだ…」


    「ルード先輩…」ちょっと切なくなってしまうイリーナ


    「私と飲みましょうよ!」と元気付けようとする



     
    「ありがとう イリーナ…」



    シリアスな雰囲気になっているタークスのところへデンゼルが来た


    「ねえ おじさん 格闘技すごいんだよね?」


    デンゼルがまぶしい目でルードを見ている



    「まあ 嗜んでいるが…」


    「ティファもクラウドもスゴイっていってたよ!」



    「そうか… 君は何を目指してるんだ?」

  
    ルードが他人と積極的に話すのを見てツォンとイリーナはびっくりしている



    「こいつ子供は好きなんだぜ」とレノはつまみをむさぼりながら言う




    「WROに入りたいんだ!」



 
    「でもあそこは子供は入れないだろ、」



 
    「そうなんだけどさ、人の役にたちたいんだ!」






    「他人より身近な人を守れる大人になれ…」


    ちょっと考えた後 


    「そうだね そのほうがいいよね、大事な家族をまもれるような男になりたい」


     
     デンゼルは具体的な目標を見出したようだった



    「相棒 いいこというじゃねーか」


            
    ふとビンセントが聞き耳を立てている



    (そういうことを言ってくれる人が昔の私にもいたらよかったんだが…)


    一方

    シスネとクラウド


    「ザックスはどんな奴だった?」


    「人懐っこくて まっすぐで ああいう生き方できたらいいなって思ったわ」



    「確かに…」



    「世話焼きよね あの人…」



    「そうだな そのお陰でオレは生きてる…」



    「彼がもってたバスターソード アンジールっていうソルジャーが持ってたのよ」




    「そうなのか?」




    「後輩思いの 優秀なソルジャーだったわ」


    「ザックスもその思いを継承したのよ あの剣と一緒にね」


    
    「ありがとう ザックスの事知ってる人すくないから…」



    「ええ 」



    ティファの横に戻るクラウド


    「ティファどうした? やけに飲んでないか?」


     シド シエラ ユフィ が(まずい)という顔をする



 
    「もう クラウド バカ!」

  
    トントントンと階段を上がってしまった。





    「おい 何があったんだ?」


    「何があったんだじゃないわよ クラウド のバカバカ!!」



    「ユフィ 何がなんだか…」




    「もう いちいち説明しないとだめ?」



    「あんたルードとティファがしゃべったの聞いて焼きもちやいといて

     今度はあんた シスネさんといい感じにしゃべってどうするのよ!」



    「クラウド まじーなこりゃ」頭に手をやるシド



    「そうか…」


    「ここのしきりは私がなんとかやるから クラウド上いきな!」


    「すまん ユフィそうさせてもらう」




    階段をあがるクラウド


    「あいつ戦闘はすごいのにそれ以外はまるでダメ夫だな…」またタバコに火をつけるシド




    「あなた今日それで最後よ」シエラが釘をさす

  
    「今日はいい日なんだ もう一本な?」

    「はい もう一本だけですよ」



    「はーい ユフィちゃんがティファに変わって酒だすよ みんなジャンジャンいってね」

 
    「私 いけないことしちゃったみたいね…」とシスネ


    「そうじゃーねーよ シスネ あの二人がカップルって知らなかったんだからよ」

    とレノはシスネの肩に手を置く



    一方 ティファは

 
    (何よ クラウドのばか あんなかわいい人としゃべっちゃって…)


    ドアをノックする音が聞こえる



    「入っていいか?ティファ」


   
    「だめ!」



    「いや どうしても入る」



    ベッドにうずくまっているティファ 



  
 
    「ごめん ティファ 違うんだ」




    「何が違うの?」


    「あのシスネってザックスの事しってたみたいで話聞いてたんだ」




    「今度は私が焼きもち焼いちゃったじゃない…」









    「ゴメン オレ気づかなくて…」





         



 
    「嫌い…」





    「許してくれよ ティファ…」




     無言のティファ



     ベッドにうつ伏せのティファを起こすクラウド



     「もう やめて! クラウド」




     「ごめん ティファ」




     クラウドはティファの唇に口をつける

 
     ティファはびっくりして目を見開いた、少しづつ目を閉じる



     「ティファ 愛してるんだ」




     2年前に決戦前に聞いてから何回目だろうかこのカタブツが愛しているといってくれるのは



     「もう一回言って…」


     「愛してる…」



     「他の人 見ないで…」



  
     「ごめん ティファ…」



     「機嫌直してくれるか?」


     「うん ごめん 下 降りよっか…」








     仲良く二人が降りてくるのを見て一安心する皆



     「おお マスター降りてきた ティファ 追加の料理おねがーい」





     「はい ごめんね」エプロンを巻いてキッチンへ向かうティファ






     追加で出てくる料理も平らげてみなは程よく酔ったようで

 
     「そろそろ失礼する」ツォンが席を立った



  
     「またきてねー 」ユフィが手を振る


     「お前が作るわけじゃないだろ−が」とシドが突っ込む




     「あなたウータイの人だって? 私もそうなの…」とシスネ


     「えー そうなのー もっと話したかったのにー」


 
     「また今度 よろしく」



      
     店を出るタークス一行


     「ねー ティファー 機嫌直った?」



     「うん まあね」 




     「まあねって まだちょっと怒っているのか?」ビンセントがワインを飲みながら呟く





     「クラウド もう一回…」



    
     「は? ゲホゲホ!」酒を飲みながら咳き込むクラウド 




     

     「ティファ それは そのちょっと …」





     「だめ?」上目遣いでクラウドを見るティファ



 
     (なんてかわいい人なんだ…)ティファを愛しく思うクラウド



     「わかったよ…」





      目を閉じるティファに口づけするクラウド



     「きゃー」ユフィが歓声を上げる



     「おうおう やってくれるじゃないか」笑いながら酒を飲むシド


      
     抱き合うクラウドとティファ



     「もう人前ではしないからな…」


     クラウドは赤面してなかなか赤みが取れないようだ


     クラウド一行はもう一飲みするようだ…







     店に出たタークス一行




     「いやー よく飲んだ よく食った」



     「オレも 酔った…」

     「ルード先輩ひたすら飲んで食べてましたよね」


     「シスネ ルード お前うち近いだろオレのタクシーで一緒に帰るぞ」




     取り残される イリーナとレノ











 
     「取り残されちまったな」







     「先輩! シスネ先輩の肩に手をのせてなれなれしくするなんて失礼ですよ!」


 
     「なーに? 怒ってんのか」



 

     「はい!」 


     「しかも シスネ って呼び捨てなんて!」
  

     レノはイリーナに近づく


     「怒った顔もかわいいぞ、と」

   
     赤面するイリーナ 


     「ご ごまかさないでください!」





     「シスネはもうタークスじゃないし 在任期間はオレの方が長いんだ」



 
     「それでもだめです」


     
     「オレはお前に認められたいよ…」



     「え?」いつも自信満々に振舞うレノが俯く




     「私 そのレノ先輩は効率がいい仕事をされてて すごいと思いますよ」



     「でもお前は 主任が好きなんだろ?」


 
     「え?」




     「オレの事はどうおもってるんだ?」






     とまどうイリーナ



     「いや その …」
 

 
     「ぷはは!!」



     急に笑い出すレノ


     「冗談!!」



     舌を出してみせる




     


     「もう 先輩なんか嫌いです!!」



     「私は主任が好きなんです! 他の人に興味はありません!」




 
     「オレには興味ゼロってか失礼だなー」





     「私は主任みたいなまじめな人が好きなんです!!」




     



     「オレはお前がかわいくてしかたないぞ、と」









     「もう その手には引っかかりません!」









     「お前はこんなオレが好きなんだぞ、と」









     急にイリーナの手をひっぱり自分の方に引き寄せ




     唇を重ねるレノ



 
     びっくりのあまり硬直してうごけないイリーナ



     「びっくりして動けないか…

      じゃあもう一回…」








     続けてキスされてしまうイリーナ







     胸の横の硬直した腕を手に取りまたキスするレノ

     


     いつのまにか力が抜けて 放心状態になってしまうイリーナ



     力が抜けた腕を引き寄せ
 
     イリーナを抱くレノ



     「オレいつも主任にやきもち焼いてるんだぞ、と」





 
     「せ 先輩…」





     「華奢な体も 小さい胸も 純情な性格も好きだぞ、と」





     「小さい胸は余計です…」



     レノから2、3歩後ろにさがるイリーナ



     「先輩 私のファーストキッス奪いました…」


     イリーナは目が虚ろで頬を赤らめている 


     
     「そうか…」




     「責任取ってください…」





     駆け寄りレノにキスするイリーナ




     「先輩の事スキになってしまいました…」





     「今日の報告書に書いておけよ 

      私の心はレノが奪っていきましたってな、」


  
     「はい…」


     新しく芽生えた愛を街頭の明かりが照らし

     2つの影を作っていた…

     
            END

     

       PS・クラウドやイリーナ以外のタークスと初対面のシスネが登場する話
             積極的に行動するふたりの男w
       以外な行動ですかね?
       イリーナはツォンにあこがれながらレノとくっつくように思うんですよね   
       シスネの出番少ないですねw 

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