[PR] 短期バイト

SANSUIへの思い

私が始めてCDを聞いたのが小学校3年の時

それまでテープかレコードしか聞いたことがなかった私はCDの音に感銘を受けて

何度も繰り返し同じCDを聞いた覚えがある。

その時のシステムが他ならぬ「SANSUI」であったのだ。

それは「アンプはサンスイに限る」と言い張る父が広告で見つけて

買いにいった代物でそれまで私はセパレートタイプのステレオを

見たことがなかったので

「音を出す為にエライたいそうなつくりをしているなー」と感じた。

音楽を聴く楽しさを知った私はラジカセを買ったがSANSUIの音になれた私には

ラジカセのシャカシャカした音は少々きつかった

しばらくして父にSANSUIのシステムを自分の部屋に持っていってもよいという

許可を得たとき狂喜乱舞して2階の自分の部屋に運んだ

それから5年も経ちこのシステムも10年以上使って

老朽化による音の劣化も激しい。

そのことを嘆く私に父は誕生日プレゼントにソニーのコンポを買ってくれた

一体型のコンポできっちりとした音は出してくれたがSANSUIにあった
                「何か」            がなく残念に思った私は

 アルバイトで稼いだお金でK’sのシステムを購入

ほとんど全財産をはたいて買っただけあっていい音を奏でてくれた。

 SANSUIのコンポを超えたK’sを得た私であったがSANSUIのコンポを

捨てる気にはなれなかった。

ほとんどの部分でSANSUIを超えたと思っているが「何かが足りないのでは?」

という気があったしなによりも

「あの感動を与えてくれたSANSUIを捨てたくない!!」という気持ちが強かった。

粗大ごみの回収の日の母の「これ捨てなくていいの?」


の言葉をごまかし続けて数年がたったが

    ある日捨てることにした

いつもゴミを放り投げる私はがらにもなくSANSUIのコンポを

粗大ごみ置き場のコンクリートにそっと置いたことを覚えている。


いつか自分の稼いだお金でSANSUIのアンプを買うぞ!

 と決めていたがいっこうにお金が貯まらず(泣)

 しかもSANSUI社自身の経営悪化によって

 SANSUIのアンプが入手困難になっていた。

      社会人になってある程度の収入を得た私はネットでSANSUIのアンプを

      探しまくってオークションで発見。



      SANSUIの音に惚れて13年、、やっと手に入れた。
            AU−707NRA      20万もするアンプだ ひとつ前のK’sのシステム全体と同じ値段である。 CDをかけると今まで聞こえてこなかった微量な音がさーっと耳に溶け込んでくる。 感動した K’sのシステムを買って聞いたときSANSUIを超えたと思っていたが これが大きな間違いであることに気がついた 「老朽化したSANSUIの音より勝っていた」だけであったのだ。  年月を経ても変わらぬ音と「音への信念」SANSUIは素晴らしい  そのサンスイの音の素晴らしさを教えてくれた父はもうこの世にはいない  音に下手な飾り付けをせずに実直に勝負する父と サンスイの素直な音はどこか共通点があるように思う。  壊れるまでこのアンプは使い続けようと思っている。  

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