ＶＥＥＲＡＰＯＬ’Ｓ　ＦＩＧＨＴＩＮＧ　ＳＴＹＬＥ

ウィラポンナコンルアンプロモーション

当初は比較的フットワークを使うボクサータイプであったがパンチにパワーをつけ

フットワ－ク、見切りを最小限に抑えてより経済的なスタイルを構築

鋭い左ジャブで相手を突き放し、距離を測定しておいて右のカウンタ－を放つ

４３勝のうち２９ＫＯしているが（ＫＯ率66％強）１Ｒ２Ｒのノックアウトはなく

１、２Ｒは相手の動きを偵察、インプット、分析してから３Ｒ以降止めを刺す

体も堅そうで柔らかく、ブロッキングも堅い　

サウスポー相手にも上手い戦い方を見せ、死角はないように見えるが

サウスポーの西岡第二戦では大苦戦、大きくぐらつき、冷静なウィラポンには珍しく

パンチを大ぶりする場面も見られ、後半のスタミナも不安が残る。

また３２才という年齢のせいもあって減量苦も露呈している。

試合後もほとんど表情を崩さず、派手なパフォーマンスもしない地味なボクサー。

左ジャブ

彼の得意なパンチである。敵にいちばん最初に届くパンチであり且つボクシングの基本技である。彼はスナップをきかせてこまめに左ジャブを丁寧について相手との距離を測り、相手のバランスを崩す為に使う。この技で相手をストップしておいて右のカウンターを放つ。彼のボクシングは左なくして語れない。

右ストレート

これも基本技、彼はサウスポー相手に右ストレートを多用し、左ジャブのかわりのリードパンチとして使う。（ex 西岡戦）このストレートのカウンターを当てるタイミングが素晴らしい。

左フック

相手のコンビネーション合間に被せる。

ボディーブロー

彼はボディーブローを有効的に使う。コンビネーションに組み込んだり、時には空手のような前屈立からの正拳突のような強烈なボディ－ブローを放つ。

スウェー（見切り）

彼はスウェーでパンチをかわすのがすばらしく上手い国際式転向後すぐは動作が大きかったが今は非常に見切りが小さくなって紙一重で相手のパンチをかわす。スウェーの後に返しのパンチにつなぐ彼の反射神経の高さと柔軟性がスウェーという直線的な防御をより有効的にしている

総合的スタイル等

彼のボクシングは鋭い左ジャブで距離を測定し相手の弱点を丁寧に分析した後にとどめを刺すスタイルでどちらかというと突貫ファイターではなく、ボクサータイプといえるだろう。体は頑丈で筋肉質でありながら体が柔らかく、スピードもあり、パンチのフォームはコンパクト。パンチの見切りが小さく非常に経済的なボクシングを展開する。身長は160.4cmリーチは169cmと長いとはいえないし年齢も33才とバンタムのボクサーとしては高齢彼はノンタイトル戦と摂生によって年齢による体力低下を抑えている。これからは年齢との戦いになるだろう。　　　　　　　　　　　　　

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