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連休
連休
カダージュとの戦いの後…

カダージュ達は消滅し、星痕症候群が世界から消えた…

この4人の精鋭部隊 タークスの所属する神羅カンパニーの社長・ルーファウスの体にあった星痕も消えた

当面の神羅の敵・カダージュも消え、星痕症候群も問題解決。

彼等精鋭の負担も少し減り、珍しく連休を取っていた。


 「久しぶりの連休、楽しまなきゃ損だぞ、と」

連休前から仕事には関心がなさそうでルーズなレノが珍しく計画を立てた。

その計画とは

レノ相棒ルードへの気遣いを含めた「飲み会」だった。




ルードへの気遣い、それは彼の意中の人ティファの店で飲み会をするという

少々おせっかいな気遣いでもあった。

折角の連休を貰っても「肉体鍛錬」しかせずに楽しめるような休日の過ごし方ができないと知っての「はからい」だ。





  レノから打電を受けたティファは彼等の為に店を定休日にして出迎えた。



参加メンバーはユフィのみ、

ティファは前からこの飲み会を凄く楽しみにしており、

その様子を見たクラウドはいつものやきもち焼きを爆発させ、

わざわざ長距離の荷物運びの仕事を取ってきて

「仕事があるからどっちにしろ参加できない」などど理屈をつけて出かけていった。

他のメンバーにはティファが連絡したがそれぞれすることがあるようで参加できない。




  飲み会の準備をしているユフィとティファ…




「ティファ?全員ちゃんと時間どおり来るの?」

ティファは食材を用意しつつ答えた
「来るっていってたよ」

「誰がいってたの?」

「レノよ」

「えー、あんなの信用できないよー適当そうだもーん」


「そんな事いってたら…」
ティファは急にポケットに手を入れて斜に構えて


「怒るぞ、と」

レノのマネをしてみせた。

「あはははっ!! 似てるー似てるー 」

「でしょ?」

準備段階から盛り上がりやすい彼女達はテンションが高い。

  30分後…


準備が整った。



「さあコレで準備万端!」

「あとは来るの待つだけだね」


そこにこつこつと靴の音が聞こえてきた。


「あっ 来た!!」

ユフィは走って勢いよくドアをあけた。

「バン!!」

「時間通りにきたぞ、と」

全員そろって時間通りにお越しの様子であった。

「ようこそ、さあ入っ……プハハ!!」

ユフィは彼らを見た途端笑い出した。

ティファが「どうしたの?」と入り口に近づてみると、、




レノ以外の3人が制服を着ていたのだ。




「なんで制服なのー」ティファも笑い出した。

「だろ? みんなかてーんだぞ、と」レノ以外の3人はちょっと恥ずかしそうだ。

「……何を着ていったらいいか分からなかった……」

「まあそういうことだ」

無口なルードが言い訳をしたところにツォンも付加えた。

「私はルード先輩に何を着ていくか聞いたら「制服」って言ったから…」

「……すまん」

「聞く相手を間違えたな、と」

「でもレノ先輩のズルダラファッションよりはいいです!」

「おいおい、オレのセンスを……」

…店の入り口で漫才を始めた4人…



「まあまあみんなとりあえず入って…」ティファが話し掛けた

「このままでもおもしろいのにー」とユフィ


「それじゃあお邪魔します」イリーナを先頭にみんな店に入った。


「いい雰囲気ー あ! このカウンターもステキー」

タークス紅一点のイリーナは店の鑑賞から始めた。

「でしょわざわざ取り寄せたのよ、これ」
それに答えて自慢をしだすティファ

「でもでも!その「木」はウータイ産なんだよ!!」2人に割り込みウータイ文化を誇るユフィ。

盛り上げる三人を見て男三人は顔をあわせた

それを察したティファが
「ごめん盛り上がっちゃって、どうぞみんなかけて、」

みんなをカウンターにかけさせた。




「それじゃあ乾杯だね!  誰に乾杯の音頭とってもらおうか?」


「それじゃあリーダーお願いします。」
イリーナがツォンを指名した。

「それじゃあ、」
ツォンがグラスを上げた。

「まず、この会に我々を招待してくれてありがとう。」

「そして世界再建に乾杯!」


みんながグラスをあわせる、


「よーし食べるぞー!のむぞー!」ユフィは待ちきれずに真っ先に料理に飛びついた。

「それじゃあ頂くとするか」

「いただきます」

「うまそーだなー」

「……」

「みんな飲みたいお飲み物あったら言ってね 作るから。」

6人は盛り上がりながら次々とカウンターに置かれた特製料理を平らげていく……

「なあマスターこのつまみもうちょっと欲しいぞ、と」

「はい ただいま、」
       (この)(酒)
「ティファー! ころ しゃけー もういっぱーい! 」

「はいはーい でもユフィこれで最後よ」

ティファはみなの注文をきいてお酒を出したり、料理を出すのに手一杯

「この子出来上がってるよ」心配そうに横のユフィを見るイリーナ

「…かなり……」ルードはビールを5杯ものんでいるがあまり酔っていない様子

「飲みつぶれる程ストレスもなさそうだが、、」ツォンも心配そうだ。

「自分の酒のペースがわかってないんですってリーダー、若い奴は」

レノはイリーナをちらッと見て笑った。

「またそのネタをもってくるー 先輩いじわる!」



イリーナは以前ツォンが死んだと思い酒に酔いつぶれたことがあったのだ。


「いじられるのはしたっぱだから仕方ありませんけど、しつこいですよ!」

「本当にあったからしかたねーぞ、と」

「ははは、イリーナそんなもんだ、組織ってのは」

「そうやってすぐ、ばかにする」イリーナがレノを睨みつける…

「イリーナーそうだよね、年少は年少で大変だよね〜」

「そうよねー」


両者意気投合



イリーナ、ユフィは「年少同盟」を結成して盛り上がっている。



「みんな料理はこれでひとまずおしまいだけど、追加して欲しいのある?」

と聞くがみな話しこんでいる

「なさそうね、それじゃ私も飲もうかな、」


ティファがカウンターの向こう側から回ってきた。




年少同盟の2人が盛り上がっているのを横目で見たレノは急に立ち上がり

「ちょっと相談があるんですが…」とツォンの方へ席をつめた。




ティファはレノの座っていた椅子が空いたので

ルードを見て「隣いい?」と聞いてきた。

ルードは焦って慌てて答えた。

「あ…ああ……」

ティファが隣に座る




 憧れの人がすぐそこにいる!!!



 
 ルードの心臓はバクバクだ。

ルードは念るようにグラスを見つめる

(落ち着け…落ち着け…)



「よく飲むね ルード」

「いや… 料理もおいしいから……」

「ありがとう」




緊張しているルードを横目で嬉しそうにレノが見る

彼の目から「からかい光線」がとんだ
(いっぱい話しとけよ、と)

ルードはレノに視線を向けて「いらんことをするな光線」で応戦する
(レノ!! ばか!! うっうれしいけど…  ばか!!)


レノは笑いをこらえてグラスのビールに口をつけた。

「…レノ 話しとはなんだ?オマエが私に相談なんて珍しい」

レノのはからいに気づかないツォンは不思議そうに聞く。





レノはツォンの耳に顔を持っていってささやく

(リーダ− あの二人をひっつけたかったんですって)

ツォンがため息をつく、
「そういうことか…」

「ため息つかなくてもいいじゃないですか… これからが面白いんですぜ」

「オマエが相談というから仕事の相談かと思って、

やっとオマエが仕事に悩むようになったんだなと内容を楽しみにしていたんだが…」


「ふっそれはないですね…オレは悩まずにマイペースがモットーなんで…」

「そうだよな…オマエは…」

「まあまあリーダー 二人を鑑賞といきましょうや」





 その二人の視線の先




…話を始めない(始めたくても始められない)ルードとティファ…




「あっそうそう… この前ルードのお陰で私助かっちゃった」

「……?」
不思議がるルード

「この腕輪…マテリアつけれないけど いいねー」

この腕輪とは 「ザイドリッツ」

 以前 敵同士で争った時、ユフィがルードから盗んだ防具だ。


「あげたつもりはない…… あの娘に盗まれた……」


「あっそうだったっけ?  ユフィは素早いから盗むの得意なのよ」

ルードはゆっくり大きく頷いた

「…確かに得意そうだ… あの娘の目は本物だ… 盗人の目をしている

 オレは治安を担当した事があるから分かる… 

あれは仲間からでも物を平気で盗める顔だ…」

ティファは驚きながら

「ははっ そんな事ないわよー」と答えながら……

(すごいっ! この人 目を見てそこまで分かっちゃうんだ)

と感心してしまった。





「だが…役に立てて嬉しい… いつ役に立った?」


「あのカダージュ達の中で一番ごつかった人…」

「…ロッズ」

「そう ロッズ あの人と私戦ったのよ…一対一で…」


「大丈夫だったのか?」

「うん! コレがあったからね」

ティファはまぶしい笑顔でルードを見つめる。

失神して後ろにぶっ倒れてしまいそうになる自分をこらえて

目の前のグラスをつかみ一気に残りのビールを飲み干す

「それは…よかった」

「その防具はどの攻撃に対してもほぼ衝撃を半分にしてくれるすごい防具だ…」

ルードが自慢げに答える。

「半分にしてくれるの?コレ  すごーい! 」




「しかし…あいつ すごいスピードとパワーだった…」



ルードは先日闘ったグレーの髪の悪魔を思い出した。

「そうね 一回投げ飛ばして勝ったと思ったんだけど 

 ひょっこり起き上がってきて やられちゃった 

 この防具のお陰でしぶとく気を失うだけで済んだけど…」




「オレも ショルダータックルから 右のパンチをお見舞いしたが… 効いていなかった」


「あなたの攻撃も?  それじゃあ私のは効く訳ないわ…」



「…どうして?」

「あなたのパワーはスゴイもの… 私とは比べ物にならないわ」




「あ…ありがとう…」





ルードは自慢の怪力をティファに褒められて嬉しそうだ。



「クラウドもいってたよ。 あいつの右ストレート顔面に食らったとき死ぬかと思ったって」




それもそのはずルードは敵としてあう度に「恋敵クラウド」に攻撃していた

かなりの確率で素早い身のこなしでかわされたが一度モロに右ストレートを食らわせたことがあったのだ。


「アレは気持ちよかった……」


つい口をついて出てしまった言葉を聞き逃したティファが

「え? なんて?」と聞いてきた。


「…いや アレはよく練習した…」
うまくごまかすルード



「そうなんだー」


ルードは急に自分の懐を探り始めた

「ティファ…これ 使うか?」

彼が懐から出したのは「ザイドリッツ」

「え? でもコレと同じのじゃないの?」

ルードが大きく首を横に振る

「これは ザイドリッツ・改 攻撃をほぼ75%抑える…」

「でも ルードのは?」

「家にもう一つある…」

ティファは少し上目遣いにルードを見る。

「ほんとにいいの?」




ルードは大きく頷く

「使って欲しい……」

「それじゃあお言葉に甘えて頂くわ」

貰おうとするティファにルードがちょっとまったをかける。

「いや… ティファ… それと交換して欲しい…」

それとはいままでティファが大事に使っていたザイドリッツである

「いいわ ハイ 交換」

それぞれザイドリッツとザイドリッツ改を交換した。


「これで私ももっとしぶとくなるね」


「しぶとくというと妙だが… これをもう一杯もらってもいいか…?」


「ビールね わかったわ」


ティファが立ち上がってカウンターの向こうに消えていく……


「フーッ」


ルードが大きくため息をついてふと視線に気づく




   右にはガッツポーズのレノ    大きくにこやかに頷くツォン

 左には「いよっ」とちゃかすユフィ  「よかったですね」とイリーナ 





            (みんな見ていたのかー!!!)






 ティファに釘付けで周りが見えていなかったルードは顔面を真っ赤にさせた。

そして思いっきりレノを睨みつけた

「オイオイ オレは親切でオマエとティファをくっつけてだなー」

慌てたフリをしながらなおもルードに「からかい光線」を放つ

ルード ティファ以外のみんなが笑い出す

そこにティファがカウンターからこちらへ回ってきてルードの前にビールを置いた。


「はい どうぞ 」

「ありがとう……」

「どうしたの? みんな笑ってたけど」

「ティファには内緒!! あ! そうだ!」

ユフィが立ち上がって大きな声で話し始めた。

「ねーねー みんなー! 私の母なるすんばらしい故郷 ウータイの2泊3日ツアーってのがあるんだけど みんなどう?」

「リーダー 2泊3日はきついっすよね」

レノがツォンに問いかける。

「そうだな せめて1泊2日だな 3連休はとれそうにないが、でも旅行もいいな」

「そういやー ウータイといえば… アレを思い出すぞ、と」

レノが次は「からかい光線」をイリーナに向ける。

イリーナとユフィ二人はコルネオという悪党につかまって貼り付けにされた事があるのだ。


「もう! 先輩!! 思い出させないでください!」


イリーナが「キーキー」レノに反撃を開始した。


「おー うるせー うるせー」レノは耳を手で覆う。

「イリーナはオマエがいなければキーキー言わないぞ」

ツォンがあきれたように呟く。

「ねーねーイリーナ!!」ユフィがその「キーキー」をとめた。


「私さ 縄抜けの術 マスターしたんだ! ウータイにきたら 教えてあげるよ」

「うん 是非!」

「それはオレ達も必要になるかもしれないぞ、と」


ユフィの交渉術が功を奏しウータイツアー勧誘は成功したようだ。

「ユフィ また機会を作って4人でいかせて貰うよ」

リーダーであるツォンに約束を取り付けてユフィはご機嫌だ。



「よし それじゃあもう遅いし、ここらで失礼するか…」

「そうですね!リーダー ほんと楽しかったわ! ありがとうティファ ユフィ」

「うん またきてね!」





  楽しかった飲み会は終了し タークスの精鋭は店を出た。



美味い料理と酒を頂いてご満悦の4人の精鋭は復興しつつあるミッドガルを歩んでいた。




「いや 楽しかったな 久々にリフレッシュできたよ、レノありがとう」

ツォンがレノに礼を言う。

「リーダーに楽しんでもらえてよかったです。」

「まあ一番楽しんだのはルードだろうが…」

「……リーダーまで…オレをちゃかす…」



「ちゃかす先輩はレノ先輩で十分です ねー ルード先輩

 リーダーは今のままでいてくださらないと…」

イリーナはツォンの横についてレノにあかんべーをした。


レノはそれを鼻で笑いつつルードに話し掛ける

「ルード おまえ アレ一つしか持ってなかったんじゃないのか?」


「…ああ…」ルードは頷いた


「それなのに家にもう一つあるなんて嘘ついちゃって…」


「あげちゃったんですか?あの防具! もう! センパーイ!」


「交換しちまって増えた25%のダメージどうやって防ぐんだよ、ったく」


いつもル−ドと組むレノにはルードの防御力の弱体化=自分達の戦力低下に繋がる


人事ではないのだ。




「もっと鍛えて強い体にする……レノ安心しろ」




     ルードに休日を楽しんでもらおうとしたレノだが

     レノはルードのこれから先の休みは

     肉体鍛錬のみになりそうな予感を感じずにはいられなかった。
 



ーENDー



PS・タークスとFF7メインキャラ達の飲み会 以前からアイデアはあったのですがなかなか文章にできませんでした。
   
   そういやー私の小説はタークスが絶対出てきますね(笑)

   まあ 彼等も裏の英雄ですからね。
   
   FF7本編では絶対ツォンが死んだと思っていたので

   このお話しには出る予定はなかったのですが、FFAC後に書いてよかったです。

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