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そして次の日
そして次の日

 タークス4人とユフィとティファで飲み会が催された。

 敵であった神羅も今は世界復興をスローガンに掲げている。

 直接何度も戦ったタークスも今は戦友のようなものだ。



 敵だった しかも 3人は男、

 自分以外の男が店に来るということで嬉しそうにしているティファを見て

 クラウドはやきもちを焼いてしまい、

 彼はわざわざ長距離の荷物運びの仕事を取ってきたと嘘をつき

「仕事があるからどっちにしろ参加できない」などど理屈をつけてバイクを走らせた。


 どこへいくとも決めていないのに…



 バイクを走らせるクラウドの頭にいろいろな事がよぎる。



 タークス あいつ等信用していいのか?


 
 食事をするだけだ… 大丈夫だろう


 しかし 酒がはいったら あのタークスどうなるんだ?

 すごく酒癖が悪かったらどうしよう


 いやしかし ユフィとティファだけ、女だけじゃないか!


 なにかあったらどうしよう




 そういえば ユフィが

 「あのルードってティファを狙ってるらしいよ へへ」

 なんていってたっけ…

 

 心配になってきたクラウドはバイクを止めて携帯電話を手に取る。



 「今電話したら 邪魔かな?」

 
 

 しばらく考えるクラウド



 「いや まずは安全確認だ!」

 
 セブンズヘブンへ電話をかける



 一方 セブンズヘブンでは



 「あー 楽しかったー!! ひゃはっはー」


 ユフィは非常に酒を飲みハイテンションだ。
 
  
 「ユフィ 飲みすぎよー」

 
 「いじゃん別にさー 日ごろの憂さ晴らしよー」

 (普段からストレスなんか感じているの?)
 
 ティファは聞こうとしたが年頃のユフィに対してあまりに失礼な質問だと思い言うのを止めた。


 「クラウドのやつはいつ帰ってくるの?」


 「明日 夜遅くだってさ…」




 「そっかー ティファ寂しんだー」


 「寂しくはないよ、明日かえって来るんだもん」




 突如 店の電話が鳴る。



 「噂をすれば なんとやらねー」ユフィは電話がクラウドからであると見抜いていたようである。



 「クラウドはあんまり 連絡しないから 違うわよー」


 といいながらティファが電話を取る。



 「お電話 ありがとうございます。当社はなんでも…」


 いつもの電話応対の言葉が途中で途切れる。



 「お!?」ユフィは椅子の背もたれの部分を前にし足を広げて電話の方を向いた




 「ど どうしたの? 」

 「え? あ、うん 」

 「わかった… 待ってる…」



 ガチャ 受話器を置くティファ



 「クラウドだった…」



 「でしょでしょ?」

 

 「んで クラウドはなんていってきたのさー」






 「仕事が早く終わったから帰るって…」

 


 「怪しいなぁー」ユフィはいたずらっぽい顔を見せる。



 「何が?」ティファはなんのことかさっぱりである。



 「今までクラウドが仕事早く終わったから帰るって事前に電話してくることあった?」



 「そういえば… ないわ」


  

 「飲み会で一緒に男の人と酒のんでるのを想像しただけで心配になったんだよー」

 ユフィは人差し指を立てて チッチッ と言ってみせる。



 「そうかなー」 


 「仕事自体なかったんじゃないのー?


  飲み会楽しそうに用意してるティファを見てさー、やきもち焼いて出て行ったんだよ たぶん」



 クラウドのやきもち焼きをユフィはお見通しのようである。


 「そうかなー…」




 「やきもち焼いてるか確かめてみるー?」


 いたずらの類が大好きなユフィは楽しそうにティファを見つめる。



 「どうするの?」


 クラウドはいつも直接「スキ」だとか「愛してる」とか言わないので

 ちょっと確かめてみたい気がしてティファはユフィの案に興味深々である。



 「とりあえず楽しかったー とでも言ってさー」

 「うん」

 「具体的な事はいわないでおくのさー」

 「うん それで?」

 「それで、ティファは疲れたって言って寝るのさー」


 「うん」

 「後は私に任せておけばいいの!」


 
 「それでいいの?」

 
 「後はこっそり階段のところで盗み聞きしておいけばいいよ」


 
 「後でクラウドがベッドにきたらねー 多分ねー」


 「うん」


 「ティファが喜びそうなことを想像してねー、それを約束してくれると思うなー」




 「どうしてそうなるの? 嬉しいけど…」 


 「嬉しいでしょー? 」
 
 
 「でも…どうしてそうなるの?」 

  

 二人の打ち合わせをしているところに

 バイクの音が近づいてくるのを感じた。



 ドドドドッ…


 
 「ほら! 心配で 帰ってきたー!」ユフィは嬉しそうである。



 「あとは任せて!」


 
 「う うん」ティファはこういう作戦に慣れていないため不安そうである。



 「大丈夫 大丈夫! ほらきた!!」





 ガチャッ






 ドアをあけるクラウド




 「…ただいま…」




 「おかえりなさい」笑顔のティファ




 笑顔だ…


 ティファはクラウドが早く帰ってきたのが嬉しいのであるが
  
 クラウドは(飲み会が楽しかったんだろうか?)と笑顔の意味を取り違える。



 「よ お帰り!」ユフィが手をあげて挨拶するも

 
 クラウドは無視


 ティファを見つめて


 「飲み会はどうだった…」




 「ええ 楽しかったわ… 」




 「何もなかったか?」


 クラウドは何があったのか聞きたいようだ





 「いや 別になにも…」


 ティファはどう返答すればよいやらわからずユフィを見る



 (OK!OK!)

  ユフィがクラウドが見えない後ろからOKサインを出している。



 「クラウド… 仕事はやく終わるなんて珍しいわね」


 ティファが逆に質問をしてみる、本当にユフィの言った通り嘘だったのかを…


 「うん…」

 この時クラウドは気づいた、



 早く仕事が終わった理由を考えていなかったことに


 
  
 「あの… 荷物の運び場所が変わったんだ…」


 誰でも思いつきそうな嘘を言ってみる 
 

 「あら そう…」


 次はどうすればいいのかティファがユフィを見ると


 (上 上 )と2階の方を指差し「上に上がれサイン」を出している。


 「クラウド ごめん 私疲れちゃった…」




 「あ そうか…」


 「ごめんなさい、寝るわね…おやすみなさい」











 階段を上がるティファを見つめた後、後ろを振り返りユフィを見る


 ティファは再びそっと階段を降りて聞き耳をたてている


 「ユフィ、何か変わった事はなかったか?」





 「何さー 今さっき思いっきり無視しといてさー」



  こっちに興味がいったところすかさずユフィはクラウドを背にして

  ゆっくり冷蔵庫の前に行き、勝手にカクテルを出して飲み始めた。


  ユフィの隣に座るクラウド


 「どうだったんだ?」 



 「楽しかったよー レノ以外全員制服できててさー」 


 「うん」
 

 「イリーナと意気投合しちゃってさー」


 「うん」


 「でさー ルードがね−…」



 (ルード!)一番気になる人がでてきたので思わず目を見開くクラウド






 「それで?」食い入るようにユフィを見るクラウド







 それを横目にクラウドがせかすのを見越してカクテルの入ったグラスにゆっくり口をつけるユフィ



 
 「あー おいしー カシスオレンジー!」




 「おい それで?」せかすクラウド





 「二人でイイ感じにしゃべってた訳よー」





 (イイ感じだと!)


 


 非常に気になるクラウド

 

 

 「どんな風にだ?」


  
 



 「二人以外の私とみんなちょっと離れた所にいたけど…」







 「けど 、なんなんだ?」





 「二人以外はちょっと入れない雰囲気になっててさー」




 (なにー!!)






 「話の内容は?」
 






 「あんまり話の内容はわからないなー」











 「そうか…」



 「まあ何もなかったんだな?」


 何もなかった事を確かめたいクラウド



 


 「そうでも無いんだけどなー…」









 「おいユフィそうでもないってどういうことだ?」












 再びカシスオレンジにゆっくり口をつけるユフィ





 「なんかルードがティファにプレゼントあげてたよ」





 「何ー!?」

 
 クラウドは珍しく大きな声を出した。



 聞き耳を立てているティファもビクっとしてしまった。

 

 「プ プレゼントだと!?」





 「何なんだそれは!?」




 「そんなのわかんないよー」    

 



 

 「おまけにさー」




 「おまけに!  なんだ!?」


  (まだ続きがあるのかー!)



  クラウドは気が気でない様子でユフィに近づく


 
 「何か プレゼント 交換してたみたいだよー」







 「プレゼント交換ー!!!?」





 クラウドはいままで出したことの無い程の大きな声を出す。



 ティファはクラウドを困らせてしまって申し訳ない気持ちになった

 いまから出て行って全てを話すればクラウドも安堵するだろうし…


 ティファが迷っている間に二人の話を進む

 「ふたりの仲は進展してたんじゃないのー

  クラウド プレゼント交換なんて お洒落な事ティファとした事あるの?」


 
  一番答えたくない質問が飛んできた 

 

 「いや… 無い…」




 「でもオレとティファは…」










 「なんなのさ!」







 「オレとティファはその…」


 

 「フィアンセなんだ」とか「恋人なんだ」とか「愛しあってるんだ」
 
 というような言葉を期待するティファ




 「お  幼馴染なんだぞ…」


 階段の途中でずっこけそうになるティファ



 「それがどうしたのさ!」ユフィが大きな声を上げる。





 「クラウド ティファを大切にしなきゃ…」




 ユフィが今までのふざけた表情から一変する。




 「あんなに尽くしてくれる人 いないよ…」




 急にシリアスになるユフィにビックリするクラウド







 「ああ そうだな」


   
  

     
 「もっと気持ちを伝えなきゃ」





 「どうやって?」




  クラウドは照れずに彼女に気持ちを伝えるにはどうしたらよいか

  救いの手をユフィに求める。
 




  「そうだなー」




  「私がマテリア盗んだ事を今後いっさいいわないって約束してくれるなら

   教えてあげてもいいけど…?」
  


  クラウドは事あるごとに


  「お前はマテリアを盗んだ」とユフィに言うのでそれを交換条件にしてきた。

   ユフィの表情がいたずらっぽい表情に戻る。







  「わかった 言わない 教えてくれ」



  クラウドは藁をもつかむ思いである。




  
  「ティファが喜びそうな事に明日一日使ってあげたら?」





  
  「そんな事でいいのか?」





  「そんな事って毎日の積み重ねだよ、大切じゃん


   あんた仕事ばっかりでしょ? ティファの相手してあげなきゃ」



  「それに…」







  「それに?何なんだ?」




  「ティファがルードのプレゼントを嬉しがってるのもちょっとは忘れられるかもよ、」



 




  「そうか わかった!」







  「ホントにわかったの?」不安なユフィ






  「ああ、」


  


  「早くティファのところいってやんな!」








 
  「ああ、」








  ゆっくり椅子から立ち上がるクラウド 




  「ちゃんとティファにズドンと気持ち伝えろよー」



  ユフィの声を聞き、音を立てないように足早にベッドに向かうティファ



  クラウドがいつもより早くトントンと階段を上がる。


 
  
  ばさっと布団をかぶるティファ


  トントン


  クラウドがドアを叩く。



  「どうぞ」






  「オレだ 入るぞ」






  クラウドはどう切り出したらいいかちょっと迷う。




  「ティファ プレゼント 交換したって聞いたけど…」
 





  布団から起き上がるティファ




  「うん ルードが持ってたこれと私のお気に入りと交換しちゃった…」






  「オレたちそんな事したことないよな…」






  「そうだね…」



 ティファはちょっと寂しそうに答える



  


  「ティファ ごめん」

  





  「え? 何が?」





  「その 嘘ついてたんだ オレ…」





  頭に手をやり恥ずかしそうにしているクラウド








  「嘘?」




  ユフィの言っていた通りなのかもしれないとティファは思い始めた。







  「オレ 仕事なんてなかったんだ…



   ティファが飲み会を楽しそうに準備するのを見て オレ」







  「うん」ティファは安心させようと笑顔で答えるがクラウドは俯いたままで続ける。








  「その やきもち焼いてしまって仕事があるなんて嘘ついてでていったんだが


   結局不安になって帰ってきたんだ」


  



  「嘘ついてすまない 許してくれ」



  許せなんて ユフィの作戦にのっている自分だって嘘をついているようなものなのにと思うティファ






  「いや あのねクラウド」






  「いや、ティファ言わせてくれ」 


  ティファの言葉を遮るクラウド
  
   

  


  「許してくれ、これからはもっとティファを大切にする。約束する」









  「ホント?」

  




  「明日、その、ティファが行きたいって言う服屋あっただろ?

   あそこにいこう」







  「クラウドでも疲れてないの?」




  「疲れててもいく!」






  「クラウド 嬉しいわありがと…」




  俯いたままのクラウドに近づくティファ


  クラウドがティファの笑顔を見る
  

  「私も嘘ついてたようなものなの…」




  (え? 嘘?)クラウドはチンプンカンプンである



  「私 ユフィにいわれてその通りにクラウドとあんまり話さずに上にあがったの

   それで貴方とユフィの会話 階段で聞いてたんだ…」



  「え?」クラウドはティファがしそうもない行動にビックリしている。




  「私たちクラウドにやきもち焼かせようとしてたの…」




 「ごめん 私、クラウドが私の事本当に好きか自信が無くて


  ユフィのいうようにしてたんだけど、悪いような気がしてきて…」







  「いや 悪いのはオレだ…」






  「こんなに尽くしてくれてるのにオレ…」


 
  「ティファはオレにとって一番大切な人だ。ずっと一緒にいてくれないか」


  
   

  「もちろんよ…」


   クラウドに抱きつくティファ
 
 

  「大好きよ クラウド 誰よりも…」






  ティファを抱きしめるクラウド






  「誰にも渡したくないんだ…」





  「ありがとう クラウド嬉しい…」







  しばらく抱き合う二人。







  静寂をプっ という笑い声がかき消した。






 そこには抱き合う二人をビデオカメラで撮影しているユフィがいた




 「ユフィ様の企画で二人は愛を確かめ合うのでしたー!」





 「ちょっとユフィやめてよ恥ずかしいわ データ消して!」





 「本当にいいの消しちゃって…」




 「貴重な映像だよ 二人が抱き合ってさー
  
  大切だと言い合うなんてさー ロマンティック−!」




 「ユフィ けせ! 」クラウドはすごい剣幕でユフィに消去しろとつめよる





 「ティファはどうなの?」




 「私は…」




 「やっぱり残して置いてほしいかな?」



 「なんでだ?」クラウドは恥ずかしいだけなのでその理由を知りたいようである。 





 「だってこれ約束なんだよね、クラウドが私を大切にしてくれるって…」




 「クラウドがどこかいってしまいそうになった時に二人で見たい……」




 「はいー以上でユフィLOVELOVE作戦成功ー!!」



 ポーズを決めるユフィ


 「功労者 ユフィに褒美をおくれー!!」


  手を差し出すユフィ





  「嘘をついといてそれはないだろう」


   不満そうなクラウド



  「でも私いなかったら二人の進展はなかったと思うけどねー」



  「確かにそうだ」 うなずくクラウド




  「ユフィといえばマテリアか…」





  「それいわないって約束じゃんかー」




  「いや 誰も盗んだとはいってない…」



  苦笑するティファ




  「敵の技マテリアをやるよユフィ…」

  笑顔のクラウド


  「えー いいのー あんな貴重なマテリアー!」

   

  

  「ああ  もらってくれ」


  クラウドはバッグから敵の技MASTERのマテリアをとりだす。




  「やっほー ありがと クラウド−!」


  「シャドウフレアもホワイトウインドも使いまくりジャン! やっほー」 



  マテリアをGETして狂喜乱舞して部屋をでていくユフィ



  「お互い思ってたよりお互いの事を大切に思ってた ってことでいいのかな?」


  「そうだな ティファ…」


  「ごめん オレティファそっちのけで仕事ばっかりで…」





  「いいの…クラウドの気持ちわかったら安心しちゃった…」





  「仕事もがんばってね、時々相手してくれたら嬉しいかな?」



  「わかった…」



  「それでルードとは…」


  そこを確かめたいクラウド 





  「なにもないわよ 交換しただけ…」




  「ユフィはちょっと脚色してイイ感じっていってたけどそういうのとは違うの」






  「そうか 安心した…」



  「じゃあ寝ようか おやすみ ティファ…」





  「クラウドお休み…」 




  いつもは別々のベッドに寝る二人だが
 

   
  「ティファ ごめん!」




  急にティファのベッドに入るクラウド



  「一緒に寝たい、」






  「うん」




  一緒のベッドで 夢の世界にいくふたり

  
  

    
  
  下で寝ているユフィ




  「あーあ どうして私が二人を手伝わなくちゃいけないのかなー」




  「まあティファ以外女性メンバーいないもんね。」




  「エアリスだったらクラウドとっちゃってたかもしれないしねー」




  「エアリス 天国で元気にしてるかなー ムニャムニャ」


   そのままソファーで夢の世界に行くユフィ








   (おいおい お前の噂してるぜ あのガキ忍者)


   (ガキじゃないわよ 女の子よ)


   (あの二人 俺たちみたいに相思相愛にならんのかね?)


   (私たち、そうかしら…)

    
   (おいおい エアリスー オレはゾッコンだぜー)




   二人の魂はいつまでも クラウド ティファを始め世界を見守っている…
  
   
      

   



ーENDー



PS・タークスとFF7メインキャラ達の飲み会の次の日のふたり
   
   クラウドはやきもち全開です。

   功労者ユフィと天国でふたりを見守る優しい二つの魂 
 
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