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共闘
共闘(1)

 だめだ このままじゃ全滅だ! 引き上げるぞ!!

 
 タークス主任 ツォンが叫んだ


 レノがすかさず 煙玉を使い


 息が切れ 心臓が爆発しそうなのをこらえて4人は走り続けた


 走っても走っても狼のような魔物が数匹追ってくる



 ツォンが銃に通常弾から 徹甲榴弾をリロードし敵めがけて発射し

 爆発を起こし 少しひるんだスキに紅一点  イリーナが閃光玉を投げる



 目が見えなくなっている敵に 屈強の鉄人 ルードが廻し蹴りを放つ。
 
 一匹は動けなくなっているようだ  
 
 攻撃せずにただひたすら先頭を走っていたレノがひょい とヘリコプターに乗り 操縦桿 を握る


 スイッチをいれて ヘリコプターの羽が回りだす。

 「早く飛べーーー」 連打しても仕方がないのだが早く飛んでくれという思いで必死の思いでボタンを連打する。

 ボタンが赤から緑に変わった。




 「みんな 飛行可能だぞ、と!!」

 その声を聞き3人がヘリに乗り込む


 
 モンスターがヘリに乗り移ろうとした時 ツォンが

 銃で徹甲榴弾を撃ち モンスターの足にルードが踵落としを決めた

 「キャウン!」 モンスターはルードを攻撃を受けて遥か下の地面に体を打ちつけた



 上空に上がるヘリの中で

 ルードが悔しそうにつぶやく


 「退却するのは悔しい」 
  

 「悔しいがあのままではやられていた」ツォンが宥めるように言った

 「命あってのものだねだぞ、と」とレノがタバコに火をつける


  「危なかったですよ ほんと、に はぁ はぁ」イリーナはまだ息が上がっている 


  屈強のタークスが4人もそろって退却などいままでそうある事ではない。


  

  「頼むしかないか、、、彼らに」

  「クラウド達っすか?」



  ツォンはジェノバ戦役の英雄 クラウドに打電しようとして 携帯電話の手を止めた。

  「世界再興は任せろ といってしまったのだが…」
  
   ツォンは何でも屋を続けるクラウドの背中を押しティファと結婚しろと先日言ったところだ。
  
  
  「頼めば 案外いけるんじゃないですか?」

   
  「… あいつに頼るしかない  のか…」

   ルードは悔しそうにつぶやく


   無理もないルードはクラウドの恋人ティファに惚れているのだ


   自分の力が足りないことをティファに知られたくないし クラウドに頼るのも悔しいのだ

   

 
   「私たちからではなく 世界復興活動担当 リーブさんからお願いしてもらえばいいんじゃないですか」

   
   イリーナが沈黙を破った。





  「ふむ そうしよう 」ツォンは大きく頷いた  



   彼らが戦った相手は北の大空洞の奥にいた魔物で神羅情報によるとライフストリームからエネルギーを吸収して育つ魔物らしく


   ライフストリームは 命の源 これが吸れれば星の命が縮むと判断した 神羅社長 ルーファウスがタークス4人を派遣した。


   
   「あれって クラウド達が倒した ウェポンみたいなもんなんですかね?」



   レノは数年前の恐ろしい魔物を思い起こした。



   「わからん しかも 本体に攻撃する前に 召喚するあの狼のような奴で精一杯だ」ツォンがため息をついた


   「  確かに …」ルードも頷く。


   「ザコにも敵わないってか 、 オレ達精鋭だぞ、と」




   落ち込む彼らがヘリで神羅本社へ到着した。






   ルーファウス自ら出迎えのようだ







   「どうした その顔は失敗か?」




   「社長 申し訳ありません 歯が立ちませんでした」ツォンが平伏する 



   「私が力不足だったからです!」イリーナが社長に詰め寄る




   「そういう次元の話じゃないぞ 、と」レノがイリーナの肩に手を当てる


   レノがしゃきっと姿勢を正す

   「社長 報告します」



   ルーファウスがツォンからレノに視線を移した



   「本体には一度も攻撃できず、弱点属性も確認できず

    有効な立ち回り方も確認できず

    本体が召喚する狼のようなモンスター数匹に苦戦し辛くも戦地を離脱、退却しました」

 
   「手も足も出ずでした! 申し訳ありません!」 




   イリーナはいつもずるだらと仕事をするレノがかしこまって状況を的確に報告するのをみて感動してしまった。



   「そうか 次は頼むしかないようだな」 ルーファウスもクラウドの事を思い浮かべた




   「リーブから頼んでもらうか…」

   「時には失敗もある そう落ち込むな 」ルーファウスが珍しく笑顔を見せた


    

    社長になだめられ神羅ビルに入る4人

    彼らはいつも仕事から帰ると報告書を書く。



    イリーナ以外の3人がテーブルに座る



    イリーナが人数分のコーヒーを持ってきてそれぞれの目の前におく

    3人は先に書き始めているようだ 

    皆が記入するのを横目でチラチラ見る イリーナ

    (どう書けばいいのかしら )


    レノが後ろで腕を組み 

    「自分の言葉でかけよ 、と」



    「は はい 」イリーナは目の前の白紙に目をやる。



    「どうもこうもレノが社長に言ったあれしかないだろう?」


    ツォンがイリーナに言う。


    「ビックリしましたよ レノ先輩…」



    イリーナはレノを見た


    「レノ先輩が報告するところ始めてみました、的確で感動しました。」




    レノが頭に手をやり「主任がいるんでつい 癖で」



    「え? どういう意味ですか?」イリーナがツオンに目をやる


    「考えてみろ オレとお前 レノ3人で仕事したことあるか?」



    「そういえば… ないです  ないです!」


    「お前がいない時、レノは報告をしてくれるんだ 的確にな」

    「はぁ…」


    「オレが報告してちゃ お前が成長しないだろ、と」


    「そうだったんですか…」


    「オレは 報告  苦手だ …」ルードが小さい声で言う


    「脳あるタカはつめ隠すっていうだろ? あれだオレは」ヘヘっという顔で自慢げなレノ


    「自分で言う事ではないと思うが…」 ツォンが珍しくつッこむ
     
    
    「オレが苦手なところをレノはカバーしてくれる…」とルード


    「でもオレは打たれ強くないから戦闘ではルードに世話になってるぞ、と」


    イリーナはこの3人に改めて感心したようで ボー としている。




    「 4人同じで いいな、」ツォンが報告書を回収してその場を去った。



    「私 誤解してました。」


    イリーナが急に話し出した。

    「? ん どうした?」とレノ


    「私まだまだ未熟者です レノ先輩の事あまり知らないまま誤解してました すみません」



    「ん? ああ 気にしてねーよ お前の評価なんか…」


    「お前が頑張っているのにレノが頑張ってたらお前 もっと頑張る 違うか?」




    「は はぁ」


    「そういう事だったんですか、じゃあ私のいない所では…」



    「まあ前のお前みたいに事務なんて絶対しないがな、と」  



    「でも前よりお前 戦闘ましになったじゃんか」


    「ハイ レノ先輩に言われていろいろトレーニングしました」



    「ナイス閃光だったしな、と」  

     

    「身のこなしも早かった …」 ルードもイリーナをほめる

  
    

    「あの時お前が遅れてたら お前残してでもヘリ飛ばさないといけなかったからな」


    「操縦桿 握りながらかなりあせったぞ」



    「特殊部隊タークスとしてましになってきました?私」


    「うん …」ルードが笑みを見せている。




    3人が居る部屋にリーブが入ってきた。




    「お三方 ツォン主任から聞きました。クラウド達に打電しました。」





    「で?」

    イリーナは他部署とはいえ上司のリーブに「で?」はないじゃない と思ったがこらえた


    「ブーゲンハーゲン殿がライフストリームが減少しているらしいという事をクラウドに伝えたらしく


     クラウドも一応調査したがわからなかったそうです。で今回のタークス撤退の旨を伝えましたら

   
     明日にでも店にきて詳しく話を聞かせてくれということです。」



    「そうか あっちも望んでるなら話は早いぞ、と」



    「明日 いくか…」 




    「じゃあ 今日はお開きだ お疲れ!」 さっと席を立ちスタスタと立ち去るレノ



    「イリーナ…」



    「はい?」



    「お前の報告は自虐的過ぎる 反省も大事だが、いい所を見ることも重要だ」
  
    「わかりました ルード先輩!」



    「じゃあ オレも失礼する」


      
    
     明日はクラウド達と会えるのか 敵どうしであった彼らも今は仲間である。


     この前も食事に招待してくれて一緒に酒を飲んだのだ。



     「あたしも帰ろう 明日が楽しみー 」


     




ーENDー



PS・タークス4人の戦いと会話 

      徹甲榴弾とか閃光玉とか モンハンの影響受けすぎですねw  

共闘するのはまだ先になりそうです。次はクラウド達との会話になる予定

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